このタイミングで経費を把握しよう

もう11月も残り1週間となりました。 そろそろ来年のことへと気持ちが動きますね。 世間一般の人にとってはこの3連休は特に気持ちがウキウキ弾む、楽しみが満載な時期のようです。やれGO TOだ、やれどこそこの紅葉がきれいだとSNSでも話題盛りだくさん。素敵な画像を見つけてはうらやましいなと思うでしょう。


しかし個人事業主の貴女にとっては一緒に浮かれてばかりもいられないのです。たとえ特別にお仕事が入っていなくても、この3連休は大切な時間。今のうちにあることに着手するだけで事業を良い方向へと進めていけます。




そのあることとは何か? ずばり「経費を把握する」です。 今年の初めから現在に至るまでに事業にかかった経費を把握することです。整理されていないレシートとか領収書とか、一度このタイミングで整理しましょう。


最初からきちんと帳簿をつけている方ならすぐに把握できますが、個人事業主の中には1年分を確定申告の前にまとめて処理する人もいます。 起業して数年程度なら帳簿をつけずに済ませることも多いですから、意外に経費がいくらかかったのか今の時点で把握できていない人も多いのです。


事業の決算書を作るときに慌てて整理しなくても済むように、今の時点では大まかに経理の項目ごとにレシートや伝票を整理することに専念しましょう。 貴女の事業でよく使う経理の項目はなんでしょうか? 私ならお客様のところに伺うために交通費を払ったり、書籍を買ったり、勉強会に出席したり、あるいはファイナンシャルプランナーとして所属している協会に会費を支払ったりしていますので、旅費交通費、新聞図書費や諸会費などが経理項目として挙がってきます。


経費として計上するレシートや伝票が整理できたら、それを項目ごとにクリアファイルや封筒に入れておくと良いですね。ノートに時系列で貼っておけば尚良し。この整理済みのレシート等は後で会計ソフトに入力するときの資料になりますから大切に残しておきましょう。この時点で経費として計上しないレシートはきちんと分けて、別のところに保管します。 次に項目ごとにその時点での金額を把握しておきましょう。もちろん1年分には足りないわけですから、その金額は正確な経費とは言えませんが、これによって残り1か月時点での大まかな経費が把握できるという訳です。


経費を予測することによって、売上から諸経費を除いた事業の利益がどの程度になるのかを予想することができるようになります。


もちろん単純に売上から諸経費を差し引いたもので利益が出せるわけではありません。最終的には事業所得というものを出さなくてはいけないのですが、それを計算する過程で諸経費を把握する必要があります。


経費と所得の関係というと大げさかもしれませんが、単に利益が多いのか少ないのかという視点だけではなく、事業所得をおおまかに予想するためにもこの諸経費を把握することは大切になります。最終的にはその事業所得に税金が掛かってくるということですね。 個人で事業をやっていると日々忙しくて、つい売上の数字だけに目を向けがちですが、経費にも着目すると貴女の事業の全体像が掴みやすくなります。 残り1か月で経費の調整がしやすくなりますよ。