離婚の2文字が心をよぎったら

50代の女性で何かことがあると離婚の2文字が心をよぎるなんてことは、実はよく聞くはなし。 いざとなったらある程度の収入さえ確保すれば、離婚もたやすいだろう‥なんて思っている女性も多いでしょう。 更にこの新型コロナウイルスが影響して、普段はすれ違いでうまくいっていたのに顔を突き合わせる時間が増えてしまった、ご主人の在宅勤務がうっとうしい、家庭内でぎくしゃくする、喧嘩やイライラが増えたなど以前よりもストレスがかかっている女性が増えているようです。 今回のご相談者の50代女性Cさんも、ご主人の定年を待たずに離婚することも視野に入れています。 子育ても終わった家庭の主婦Cさんが離婚を考える場合のチェックポイントを2つにまとめてみました。


まず離婚の2文字が心をよぎったら冷静にお金のことを考えてみましょう。 その時に焦点を充てるのは離婚後の生活費と老後のための年金についてです。離婚後の生活費はCさんの現在の収入、本人名義の資産、そして離婚時の財産分与が主な財源になります。 具体的に一人で暮らした場合の生活費を賄うことができるか考えてみましょう。この場合は、現在の収入金額はもちろんのこと、例えば資格を取ったり特技を生かして新たな収入を模索するなど、収入金額全体を増やすことも考えると良いと思います。 また資産については貯蓄や投資で増やした分だけではなく、実家からの援助や贈与が期待できるかも合わせて考えてみると良いでしょう。 そして、現在夫婦で暮らしている住居を出て一人で暮らしていくための住居とそれにかかる費用についても十分に考えることが大切です。 女性の場合はいざとなれば実家に帰ることでなんとか住居問題が解決すると考える傾向にあります。その場合、将来的に相続の問題が出ないか、特に兄弟がいた場合は実家の土地、家屋も相続の対象になりますので相続問題が発生する可能性があることも頭に入れておきましょう ですから離婚に踏み切る前に、実家で暮らすことを親や兄弟と十分に話をし理解を得たうえで、また可能であれば介護や相続に関わる話もしたうえで離婚手続きを進めるのがトラブル回避の意味でも良いかもしれません。 このように住居の問題、生活費の問題がクリアになり、病気やケガなどいざというときに生活費を補填することができる十分な資産があれば、あとは離婚時の財産分与がカギとなります。


この離婚時の財産分与ですが、夫婦間で十分な話し合いのうえ決めていきます。妻の考え方、夫の考え方とそれぞれ食い違う場合は、弁護士などの法律の専門家に間に入ってもらうのが良いでしょう。


そして次に問題となるのが年金です。ここでは現在50代になる主婦のCさん個人の年金離婚時に取り決める夫の年金の分割が焦点になります。 まずCさん個人の年金額ですが、Cさんが50代ということなので年金定期便をもとに何歳でいくらもらえるかをチェックすると良いでしょう。 夫の年金の分割については、婚姻期間分はすべて合意なしで分割できる、折半できると思っている女性も多いようです。分割の対象になるのは夫の比例報酬部分ですが、あくまで夫婦間の協議の上で金額を決めることになります。 夫も離婚後に定年を迎え、その後の人生もありますから夫婦間の取り決めに時間がかかる場合もあるでしょう。 Cさんが年金を受給できる年齢でご本人の年金と合わせて夫の年金分がどの程度加算されるのかも、老後を考える大切なポイントになります。離婚してからの年金額については、生活費や老後のお金の面を踏まえたうえで、離婚の話をする前に専門家に試算してもらうのが良いでしょう。それを事前に知っておくことで夫との話し合いにも目安がつくでしょう。 このように実際に離婚に踏み切る場合、お金の面で考えなくてはいけないポイントがいくつもあります。ご相談者の気持ちに寄り添いつつ、冷静に的確に助言をしてくれる専門家の知恵も十分に活用したいところです。

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