前回投稿した「40代、お金を貯める仕組み」をたくさんの人に読んでいただいて嬉しいです。誰もが頭の中では分かっていても実現するまでには何かと時間がかかってしまう、そんな人が多いのも知っています。 お金を貯める仕組みについて考えるのはとても楽しいことですが、すぐには真似ができない、面倒くさがり屋でなかなか実行できないという人もいます。 私自身もそうだったのですが、夢をもっていたことは私にお金を貯めるきっかけをくれました。お金を貯めてアメリカで勉強をする、その時に縁があってたまたま入った会社で自分の夢を叶える方法を知ることができました。

当時は20歳そこそこ、実家のことも親のことも色々なことがあって親の言うとおりの人生を歩むのも嫌でした。周りと同じレールに乗らないと決め、親の影響が及ばないアメリカでの勉強をずっと夢見ていました。
そんなとき知り合いの方からの紹介である外資系の会社の秘書につくことになりました。バブルになる少し前のころ、30年くらい前でしょうか?年棒制で300万円という当時としてはまあまあの秘書のお仕事を紹介されました。 今の時代大学や短大卒で勤めるとすると初任給から考えて最初から300万円を稼ぐのは容易なことではないでしょう。30代、40代のサラリーマンでさえ平均年収が400万円台、シングル女性に限ってみると300万円台というのが一般的です。
ラッキーなことに入社時点でボーナス込みの仕事にありついた私は、入社していくらずつ貯めたらアメリカに行って勉強できるのか、まだそれすらもよくわかっていませんでした。
その会社はイギリスの会社で日本で事務所を開設したばかり、小さいながらも社員に向けて必要な制度を積極的に導入しようとしていました。たまたまその時に財形制度を取り入れるというのでそれを利用することにしたのです。 手元には食費と交通費、本代や雑費を含めても月に7万円程、そして残りの十数万円は全額財形につぎ込んでしまいました。

人というのはお金がないならないなりに工夫や知恵を働かせるものです。当時本代を節約するためによく利用した図書館の本も不要になった衣類ですらも借りたり売ることによって、みんな自分の夢を叶えるための糧になってくれました。今でいうインターネットの利用やメルカリのようなものですね。 そして財形制度を利用したおかげで3年を想定していた私の夢もたった1年半で実現することになりました。
今ではお金を貯めることもそれを増やす方法も知ろうと思えばたくさんあって、夢を叶えるためにお金と向き合う機会も多くあるような気がします。
ただお金と向き合うことも何かのきっかけがないとすぐには始められるものでもありません。あなたの夢はそんなお金と向き合うチャンスも与えてくれると思います。 お金と向き合うことから始まった私の夢はその後多くの可能性や幸せを私にもたらしてくれました。貯める仕組みを作ることが夢に向かう第一歩だと思います。お金と向きあうその先にあなたの夢の実現があるでしょう。